原料からみると米みそ・麦みそ・豆みその3種類とこれらを混合した調合みそに分けることができます。
米みそとは大豆に米麹を加えてつくったもの、麦みそとは大豆に麦麹を加えてつくったものです。
また、豆みそは大豆のみを主原料としています。
甘口、辛口というように、みそは味によって分けられます。 辛さ加減は、食塩の量によりますが、もう一つの決め手は麹歩合です。 麹歩合とは原料の大豆に対する米麹や麦麹の比率のことです。塩分が一定なら麹歩合が高い方が甘口になります。
出来あがりの色によって赤みそ・淡色みそ・白みそに分けられます。みその色は、大豆など原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、麹が多いか少ないか、発酵の途中でかき回すかどうかなど、いろいろの条件によって違ってきます。
◎ステロールを低下させ動脈硬化を予防
みその主原料である大豆に含まれているタンパク質、食物繊維、レシチン、サポニンは体内のコレステロールを低下させ、血管の弾力性を保持し、 動脈硬化を防ぐ働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞、血栓症などを予防する効果があります。
◎胃潰瘍の防止効果
みそ汁を毎日飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて、胃潰瘍の出現率が少ないという調査結果もあります。みその麹や酵母、 乳酸菌に含まれる酵素には消化を助ける働きがあります。
◎老化の防止
老化というのは全身の組織、機能が衰えることです。生体内に過酸化脂質と呼ばれる物質が増えると老化が促進されますが、みそには抗酸化作用があり体内の脂質の酸化を防ぎます。みそのような抗酸化物質を含む食品をとることが老化の防止につながります。
◎ガン予防
1981年国立ガンセンターによる調査で毎日みそ汁を飲んでいると胃がんになる確率が低くなることが分かりました。
大豆に含まれる有効成分が胃ガンだけでなく肝臓ガンなどすべてのガンの予防に効果があります。
◎消臭効果
みそには肉や魚の臭みを消す働きがあります。上手に臭みを消し、同時に旨みのエッセンスを引き出してくれます。
◎美肌効果
メラニンは皮膚や毛質の色を決める物質です。みそに含まれる遊離リノール酸にシミやソバカスの原因であるメラニン合成を抑制する作用があります。
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